- 樹木葬
栃木の墓じまいで樹木葬が選ばれる理由|後悔しない改葬先選びと手順を解説
栃木でお墓を守ってきたけれど、子供たちは地元を離れてしまい、この先どうしようか……と悩んでいませんか?
「自分たちが元気なうちはまだいいけれど、運転ができなくなったら墓参りも難しくなる」
「このまま放置したら、子供たちに大変な思いをさせてしまう」
そんな想いを抱えている方が、墓じまいをして樹木葬へ移行するケースが増えています。
この記事では、栃木ならではのお墓事情を踏まえながら、樹木葬の選び方・注意点・墓じまいから納骨までの手順を、順を追ってわかりやすく解説します。「まず何をすればいいか」が読み終わったときに明確になるよう構成していますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること:
- 栃木で墓じまい→樹木葬を選ぶ人が増えている背景
- 樹木葬の3つのタイプと選び方のポイント
- 後悔しないために確認すべきデメリットと注意点
- 墓じまいから樹木葬への改葬まで6つのステップ
なぜ今、「墓じまい→樹木葬」を選ぶ人が増えているのか?
「子供は県外」に住む50代以上が抱える将来の不安
「将来お墓を引き継ぐ人がいない」という不安が、栃木での墓じまいを後押ししています。
進学や就職を機に子供が地元を離れ、そのまま現地で結婚・定住するケースが非常に多く見られます。UターンやJターンへの期待はあっても、実際に戻ってくる可能性は年々低くなっているのが現実です。
こうした状況のなか、50代・60代の方が感じるのは次のような不安です。
- 自分たちが高齢になったとき、定期的に墓参りに行けるのか?
- 子供たちに遠方からわざわざ墓参りに来てもらうのは申し訳ない
- 万が一のとき、子供に墓じまいの手間と費用を全部かけてしまう
- 今のうちに自分たちで整理しておきたい
「自分たちの代でお墓の悩みを無くしておきたい」という考えは、決してお墓やご先祖様を粗末にすることではなく、家族への愛情から生じる思いやりです。
敷地が広く、草むしりや管理が大変な栃木のお墓事情
栃木のお墓は、都市部に比べて区画が広いケースが多く、管理の手間と費用が大きな負担になりやすいという特徴があります。
都心では1㎡前後のお墓もよくみられますが、栃木の寺院墓地や霊園では3〜5㎡以上の区画も珍しくありません。外柵・灯篭・植栽がある伝統的で立派なお墓も多く、管理にかかる手間は相当なものです。
50代のうちはまだこなせていても、60代・70代と体力が落ちてくると、夏場の草むしりや、雪が降った後の墓地の状態確認は、体への負担が増していきます。また、お墓が山の中や坂道の奥にある場合は、足腰の衰えとともに墓参り自体が困難になることも少なくありません。
維持管理にかかる費用(年間管理費・清掃・法要など)も積み重なると無視できない金額になります。
跡継ぎ不要で自然に還る「樹木葬」が選ばれる理由
樹木葬が選ばれる最大の理由は、「跡継ぎが不要で、管理の手間がかからない」ことです。
樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や花をシンボルとして、自然の中に遺骨を埋葬する供養方法です。永代供養が基本のため、後継者がいなくても施設側が管理・供養を続けてくれます。
お寺が敷地内に設けた庭園型の樹木葬も増えており、選択肢が広がっています。
| 従来のお墓 | 樹木葬 |
|---|---|
| 後継者が必要 | 跡継ぎ不要 |
| 管理費や護寺会費などが継続的にかかる | 一括払いで管理不要 |
| 墓石の清掃・草むしりが必要 | 施設が清掃や管理をしてくれる |
| 子供への負担が残る | 子供への負担なし(一定期間で合祀) |
栃木で人気の樹木葬・3つのタイプ
1.アクセスの良い「庭園型(都市型)」タイプ
庭園型は、お寺や霊園が整備した庭園スペースに埋葬するタイプで、管理が行き届いた環境で供養できるのが特徴です。
宇都宮市内や主要幹線道路沿いなど、電車やバスでのアクセスが良好なお寺や霊園によくあるのが庭園型のタイプです。車がなくてもお参りしやすく、東京から新幹線や高速道路で帰省する子供たちにとっても利便性が高いため、「今後のお参りがしやすいか」という視点で選ぶ方に向いています。
季節の花が植えられた美しい環境で管理されており、「きちんとした形で供養したい」という方にも安心感があります。
2.費用を抑えて個別に眠れる「集合・個別型」タイプ
集合・個別型は、決められた区画の中に個別または合祀で遺骨を埋葬するタイプです。
「個別安置期間」(一定期間は個別のスペースに安置される期間)が設けられているケースが多く、その後は合祀スペースに移されるのが一般的です。個別安置期間が長いほど、費用が高くなる傾向があります。
夫婦で並んで入りたい場合や、一定期間は他の方と一緒にならず、個別に眠りたいという希望がある方に向いています。ただし、合祀後はお骨の取り出しができなくなる点は必ず事前に確認しましょう。
3.豊かな自然の中で眠る本格的な「里山型」タイプ
里山型は、広々した山林などに遺骨を埋葬するタイプで、栃木の自然環境を最大限に活かした選択肢です。
那須・日光など、栃木の豊かな山林を活用した施設では、四季折々の木々や草花に囲まれた環境で眠ることができます。「土に還りたい」「自然の中で静かに眠りたい」という方に支持されているタイプです。
一方で、山間部に立地するため、車でないとアクセスが難しい施設も多く、将来的なアクセスについては慎重に確認する必要があります。
購入前に必ず確認!樹木葬のデメリットと後悔しないための注意点
樹木葬はメリットが多い反面、従来のお墓と異なる点もあります。契約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。
一度合祀(合葬)すると、後からお骨は取り出せない
多くの樹木葬では、一定の個別安置期間が終了した後、他の方のお骨と同じスペースに合祀されます。合祀後はお骨を取り出すことができません。
これは従来のお墓と大きく異なる点です。将来「やっぱりお骨を別の場所に移したい」「新しいお墓を建てたい」となっても、合祀後は対応できません。
契約前に必ず確認すること:
- 個別安置期間は何年か(3年・13年・33年などさまざま)
- 合祀後の供養はどのように行われるか
- 夫婦で同じ区画・同じスペースに入れるか
- 後からお骨を取り出したい場合の対応はどうか
「一度決めたら変えられない」ことを家族全員で理解したうえで契約することが大切です。
なお、個別安置期間の定めがなく、永久的に合祀されない施設もあるので、ご自身の考えに合った樹木葬を探しましょう。
「個別安置期間」が何年かによって将来の供養が変わる
樹木葬を選ぶ際に最も重要なポイントのひとつが、「個別安置期間が何年か」です。
個別安置期間とは、合祀前に個別スペースで安置される期間のことです。施設によって3年・13年・33年・永代(合祀なし)とさまざまで、期間によって費用も大きく変わります。
| 個別安置期間 | 費用の傾向 | こんな方に向いている |
|---|---|---|
| 3〜13年 | 比較的安価 | 費用を抑えたい方 |
| 33年 | 中程度 | 子供が60〜70代になるまで個別に参りたい方 |
| 永代(合祀なし) | 高め | 最後まで個別のスペースを確保したい方 |
自分が何年後に亡くなるかは誰にもわかりません。「合祀になったとき、子供は何歳か」「その頃も墓参りに来られるか」という視点で、家族と話し合いながら決めることをおすすめします。
「車がなくても通えるか?」70代・80代を見据えたアクセス確認
現在は車で快適に通えていても、10年後・20年後のことを見据えてアクセスを確認することが非常に重要です。
栃木は車社会であるため、多くの方が車でお墓参りをしているでしょう。しかし、75歳以降の免許返納率は年々上がっており、「免許を返納したら、お墓に行けなくなってしまった」という事態は決して他人事ではありません。
契約前に必ず現地の見学に行き、以下の観点で不便がないかチェックをしましょう。
見学時のアクセスチェックリスト:
- バスや電車でアクセスできるか(最寄り駅・バス停からの距離)
- タクシーを使った場合の費用と所要時間
- 駐車場は広く、停めやすいか(足腰が弱くなっても歩ける距離か)
- 施設内の通路は段差なく、歩きやすいか
- 県外から来る子供が新幹線やバスを使ってアクセスしやすいか
- 大雨・大雪時でも行きやすい場所にあるか
「今は大丈夫」ではなく、「80歳になっても通えるか」という視点でチェックすることが、後悔しない樹木葬選びの基本です。
栃木での墓じまいから樹木葬へ引越し(改葬)する6つのステップ
墓じまいから新しい樹木葬への納骨まで、全体の流れは6つのステップで進みます。
| おこなうこと | 内容 | 目安時期 |
| ① 家族・親族で方針を決める | 新しい納骨先(樹木葬)をどこにするか・費用分担などを明らかにする | 開始の6ヶ月前 |
| ② お寺に相談・閉眼供養を依頼する | 住職への連絡・日程調整をする(※寺院墓地の場合) | 開始の3〜6ヶ月前 |
| ③ 改葬先を決定する | 新しい納骨先(樹木葬)と契約する | 開始の2〜3ヶ月前 |
| ④ 改葬許可申請 | 書類を揃えて自治体窓口へ | 開始の1〜2ヶ月前 |
| ⑤ 閉眼供養・石材撤去 | 撤去工事を行う | 当日 |
| ⑥遺骨の移動・納骨 | 新しい納骨先へ納める | 完了 |
各ステップの詳しい解説は「栃木で墓じまいをする手順と費用|行政手続き・業者選び・一人での進め方(※ハイパーリンク) 」で解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ|子供に負担を残さないために、まずは「現地見学」から始めよう
栃木での墓じまいと樹木葬への移行について、大切なポイントをまとめます。
- 「子供が県外にいて後継者がいない」「広いお墓の管理が体的に辛くなってきた」という背景が、栃木での墓じまい増加の主な理由
- 樹木葬には庭園型・集合個別型・里山型の3タイプがあり、アクセス・費用・個別安置期間で選ぶ
- 合祀後はお骨が取り出せないため、契約前に家族全員で確認することが必須
- 「今は車で行ける」ではなく「80歳になっても通えるか」でアクセスを判断する
「子供に負担をかけたくない」というその気持ちは、ご家族への深い愛情の表れです。決して急ぐ必要はありませんが、元気なうちに動き始めることが、一番の備えになります。
ネットの情報だけでなく、ぜひ実際に現地へ足を運んでみてください。駐車場の停めやすさ、日当たりの良さ、管理の行き届き具合、施設のスタッフの対応など、ご自身の目でしか確かめられないことばかりです。
まずは、気になる樹木葬の見学予約から、お墓の今後を考えてみませんか?
あんしんお墓の窓口では、栃木の墓じまい・樹木葬のご相談をいつでも承っております。「現地見学に行く前に費用感だけ知りたい」「自分のケースではどんな手順になる?」など、簡単なご質問からお気軽にどうぞ。専門スタッフが丁寧にお話を伺います。